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【ピラティスで体幹を鍛えると“痩せやすい体質”に変わる理由】〜体重よりも先に変わる「身体の中身」とは?〜

  • 執筆者の写真: 受付 アロエ
    受付 アロエ
  • 12月14日
  • 読了時間: 5分

更新日:12月15日



第1章|はじめに

なぜ「頑張っているのに痩せない人」が多いのか

「食事制限をしているのに体重が落ちない」

「運動しているのに体型が変わらない」

「一時的に痩せても、すぐ戻ってしまう」

こうした悩みを抱えている方は、決して少なくありません。

多くの人が「痩せる=体重を落とすこと」だと考えがちですが、実は本当に重要なのは

体重よりも“体の使われ方” です。

同じ体重でも、

  • 痩せて見える人

  • 太って見える人

  • 疲れやすい人

  • 代謝が高い人

がいるのはなぜでしょうか。


その違いを生んでいる大きな要因が体幹(コア)が正しく使えているかどうか です。

そして、この体幹を最も効率よく・安全に・日常に活かせる形で鍛えられるのがピラティス です。

ピラティスグループレッスンの様子
アロエのピラティスの風景

この記事では、

  • なぜ体幹を鍛えると痩せやすくなるのか

  • ピラティスが体質改善に強い理由

  • 筋トレや有酸素運動と何が違うのか

を、身体の仕組みからわかりやすく解説していきます。



第2章|「体幹が弱い」と痩せにくくなる理由

まず前提として知っておきたいのが、体幹が弱い状態=エネルギー効率が悪い身体 だということです。

体幹とは、一般的に「腹筋」というイメージを持たれがちですが、実際には以下の筋肉の集合体を指します。

体幹を構成する筋肉

役割

腹横筋

お腹を内側から支え、姿勢と内臓位置を安定させる

多裂筋

背骨を細かく支え、姿勢を保つ

横隔膜

呼吸の主役。体幹の上部を支える

骨盤底筋

体幹の底。内臓を支え、下腹部を引き締める

この「コアユニット」がうまく働かないと、体はどうなるか。

  • 姿勢が崩れる

  • 内臓が下がる

  • 呼吸が浅くなる

  • 筋肉がうまく使えない

  • 動作に無駄な力が入る

結果として、

動いているのに消費エネルギーが少ない身体=痩せにくい体質になってしまいます。



第3章|ピラティスで体幹が鍛えられる“本当の理由”

ピラティスが他の運動と決定的に違う点は、「体幹を使わないと動けない構造」 になっていることです。


① 呼吸から体幹を起動させる

ピラティスでは、動作の前に必ず呼吸を整えます。

呼吸を整える人のイラスト

  • 肋骨を横に広げる

  • 息を吐くと同時に腹部が内側へ引き込まれる

  • 横隔膜・腹横筋・骨盤底筋が同時に働く

この呼吸によって、体幹は無意識レベルでスイッチON になります。

腹筋を「頑張って鍛える」のではなく、自然に使える状態を作る のがピラティスの特徴です。


② 動きながら体幹を使うから“日常に直結する”

一般的な筋トレは、

  • 固定した姿勢

  • 限られた動き

  • 一部の筋肉に集中

というケースが多くなります。

一般的な筋トレの指導風景
筋トレの指導をしている様子

一方ピラティスは、

  • 手足を動かしながら

  • バランスを取りながら

  • 姿勢を保ちながら

常に体幹が働いていないと成立しません。

片足をあげて体幹を鍛えるメニューの様子
インナーマッスル(体幹)を鍛える様子

そのため、鍛えた体幹が歩く・立つ・座る・家事をする といった日常動作でそのまま使われるようになります。

これが、「ピラティスを始めてから太りにくくなった」と感じる人が多い理由です。



第4章|体幹が鍛えられると“痩せやすい体質”になる仕組み

ここからが本題です。体幹が整うと、体の中でどんな変化が起きるのかを整理します。


① 姿勢が整い、代謝が自然に上がる

姿勢が崩れていると、

  • 筋肉は一部しか使われない

  • 呼吸が浅くなる

  • 血流が滞る

といった状態になります。

姿勢が悪い人といい人の比較
←姿勢が悪い 姿勢がいい→

体幹が働くと、

  • 背骨が安定

  • 全身の筋肉がバランスよく動く

  • 呼吸が深くなる

結果として、何気ない動作でも消費エネルギーが増える身体 に変わります。


② 内臓位置が整い、下腹がスッと引き締まる

体幹が弱い人ほど、

  • 下腹が出る

  • ぽっこりお腹になる

これは脂肪だけが原因ではなく、内臓が下がっているケース が非常に多いです。


腹横筋・骨盤底筋が働くことで、

  • 内臓が正しい位置に戻る

  • 下腹部が内側から引き締まる

見た目の変化が早く出やすいのも、ピラティスの特徴です。


③ 呼吸が深くなり、脂肪燃焼しやすくなる

浅い呼吸=酸素が少ない状態。

脂肪燃焼には酸素が必要不可欠です。

ピラティスで呼吸が変わると、

  • 酸素供給量が増える

  • 自律神経が整う

  • ストレス食いが減る

といった変化が起こり、痩せやすいホルモン環境 が整います。


④ 動きの質が上がり、運動効率が良くなる

体幹が安定すると、

  • 余計な力が抜ける

  • 動きがスムーズになる

  • 全身が連動して動く

同じ運動量でも、「効いている身体」と「効いていない身体」 の差が生まれます。



第5章|ピラティスをしたほうがいい人の特徴(体質改善編)

以下に当てはまる方は、ピラティスによる体幹トレーニングが非常に向いています。

  • ダイエットしても体型が変わらない

  • 下腹・ウエストだけ痩せない

  • 運動するとすぐ疲れる

  • 筋トレが苦手・続かない

  • 姿勢が崩れやすい

  • 呼吸が浅いと感じる

  • 体がむくみやすい

  • リバウンドを繰り返している

これらはすべて体幹と動作の使い方が原因 で起こることが多いです。



第6章|まとめ|ピラティスは“痩せるための運動”ではなく“体質を変える運動”

ピラティスで起こる変化は、

  • 体幹が安定する

  • 姿勢が整う

  • 呼吸が深くなる

  • 内臓位置が整う

  • 動きの質が上がる

これらが積み重なった結果として、「痩せやすい体質」へと変わっていく ものです。

無理な食事制限や、きつい運動を頑張り続ける前に、

まずは「正しく使える身体」を手に入れること。

それが、遠回りに見えて実は一番近道なのです。


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