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【整体で良くなったのに戻る人へ】可動域が定着しない原因と、トレーニング視点のセルフケア

  • 執筆者の写真: 受付 アロエ
    受付 アロエ
  • 12月24日
  • 読了時間: 4分


第1章|「整体後は楽なのに、数日で元に戻る…」はなぜ起きる?

整体を受けた直後は

・関節がよく動く

・体が軽い

・可動域が広がる


それなのに、

数日〜1週間ほどで

・動きにくさが戻る

・張りや違和感が出る

・同じ不調を繰り返す

こうした経験がある方は非常に多いです。

ため息をつく女性のイラスト

これは整体が効いていないわけではありません。

可動域が「使える状態」として定着していない だけです。



第2章|可動域が戻ってしまう本当の理由

整体で広がった可動域が維持できない人には、共通した原因があります。

(1) 動く範囲は広がったが「支えられていない」

整体によって関節は動くようになります。

しかし、その動きを支える筋肉が働いていないと、

→ 体は不安定になる

→ 脳が「危ない」と判断

→ 無意識に動きを制限

結果として、体が自分で可動域を狭めてしまう のです。


(2) 可動域を「日常で使っていない」

整体後に広がった可動域を日常生活や動作で使わないままだと、

体は「使わない=必要ない」と判断します。

その結果、可動域は元の状態に戻っていきます。


(3) 呼吸・体幹が働かず、力みが出ている

呼吸が浅い状態では体は常に緊張モード。

緊張した体は関節を大きく動かすことができません。

そのため、可動域があっても「使えない状態」になります。



第3章|整体後に本当に必要なのは「固定」ではなく「学習」

多くの人が誤解しているのがここです。

❌ ストレッチをたくさんすればいい

❌ ひたすらほぐせばいい

❌ 柔らかさを保てばいい

これだけでは、可動域は定着しません。

必要なのは「この範囲まで動いても安全」という学習

そのために必要なのがトレーニング視点のセルフケア です。



第4章|可動域を定着させるセルフケアの基本ルール

セルフケアを行う際は、次のルールを意識してください。

動かしながら使う

足を振ってストレッチをしている女性のイラスト

止めたストレッチより動きの中で使う 方が定着しやすい。


力まない

リラックスして腕を広げる女性のイラスト

強く頑張るほど可動域は逆に狭くなります。


呼吸を止めない

呼吸が続く動きは体が「安全」と認識しやすい。



第5章|トレーニング視点で行うセルフケア①

「可動域 × 体幹」をつなげる

整体後に特に重要なのが、体幹と可動域の連動 です。

例えば

・股関節

・肩関節

・胸郭

これらは体幹が安定して初めて安心して動けるようになります。


セルフケアの考え方

  • 小さな動きでOK

  • ゆっくり動かす

  • お腹・体幹を感じながら行う

「動かしながら支える」これが定着の第一歩です。



第6章|トレーニング視点で行うセルフケア②

「フルレンジを一瞬だけ使う」

長時間ストレッチする必要はありません。

おすすめなのは可動域の端まで動かし、すぐ戻る 動き。

これにより、体は「ここまで動いても大丈夫」と学習します。

反動を使わず、呼吸を続けながら行うことがポイントです。



第7章|トレーニング視点で行うセルフケア③

「左右差を減らす」

可動域が戻りやすい人ほど、左右差が強い傾向があります。

  • 片側だけ硬い

  • 片側だけ不安定

この状態では体は安全を優先して全体の可動域を制限します。

セルフケアでは硬い側を優先的にやりすぎないこれが重要です。


第8章|やってはいけないセルフケア

可動域が定着しない人ほど次のことをやりがちです。

❌ 痛みが出るまでストレッチ
❌ 反動をつけて動かす
❌ 呼吸を止めて頑張る
❌ 柔らかさだけを追い求める

これらは体に「危険」という信号を送るため、逆効果になります。



第9章|整体 × トレーニング視点セルフケアの正しい流れ

可動域を定着させたい場合の理想的な流れは以下です。

1️⃣ 整体で可動域を広げる

2️⃣ 体幹を意識した軽い動きで使う

3️⃣ 日常動作でその範囲を使う

4️⃣ 不安なく動ける感覚を作る

この流れができると、可動域は自然と維持されます。



第10章|まとめ:可動域は「広げる」より「使える」が重要

整体で良くなった可動域が戻るのは、体がサボっているからではありません。

まだ安全だと学習できていないだけ

  • 支えられる

  • 呼吸できる

  • 力まず動ける

この条件がそろうと、体はその可動域を手放さなくなります。

整体後のセルフケアは「柔らかくする」ではなく「使える状態を教える」こと

これが、不調を繰り返さない体への近道です。

心斎橋で「整体後は楽なのに、すぐに可動域が戻って不調が出てしまう」方へ。アロエ鍼灸整体院では、整体で整えた可動域をトレーニング視点のセルフケアで定着させ、戻りにくい身体づくりをサポートしています。

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