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【整体師が語る】姿勢が“変わる人”と“変わらない人”の決定的な違い〜整体 × パーソナルトレーニングで本質的に身体を変える〜
- 受付 アロエ
- 12月4日
- 読了時間: 8分
第１章｜姿勢は「整体だけ」では変わらないという事実
整体をしていると、「なぜこの人はこんなに早く姿勢が良くなるのか」「なぜこの人は毎回戻ってしまうのか」と明確な差を感じる瞬間があります。
筋肉量、柔軟性、年齢、生活スタイル、デスクワーク時間、スマホの使用時間──。
もちろん、個々の体の条件は違います。
しかし、整体師として長年多くの身体を見てきて分かったのは、
▶ 姿勢が変わる人には“共通する思考と行動”がある
▶ 姿勢が変わらない人にも“根本的な理由”がある
ということです。
そしてもう一つ、姿勢改善の世界では非常に重要なのに、一般の方にはあまり知られていない事実があります。
▶ 姿勢は「整体だけ」では変わらない。
整体は「スタート」であり「基礎づくり」にすぎない。
整体の役割は
・崩れた骨格の位置を整える
・関節の動きやすさを作る
・筋肉の緊張をゆるめる
・正しい軸が作りやすい状態にする
ここまでです。
しかし、姿勢を本当の意味で 維持し、定着させる のは日常の使い方＋筋力＋呼吸＋動作の癖 の改善です。
つまり、整体は「整える技術」ですが、姿勢を変えるために必要なのは「整える＋使えるようにする」の両方。
だからこそ、整体だけで姿勢が変わる人はほとんどいません。
整体だけで変わる場合は、もともと基礎的な筋力や日常習慣が優れている “例外的なケース” です。
第２章｜姿勢が“変わる人”の共通点
整体師が施術をしていて「この人は必ず変わる」と感じる瞬間があります。
それは身体の柔らかさでも年齢でもなく、「姿勢改善への捉え方」によるものです。
ここでは、確実に姿勢が良くなる人に共通するポイントを深掘りします。
(1) 自分の体の使い方を“変えよう”とする人
姿勢改善は、言い換えると長年の癖をリセットし、新しい体の使い方を覚えること。
そのためには、日常生活の動作を少し変える必要があります。
・スマホを見る角度を変える
・椅子の座り方を整える
・胸を潰した姿勢をやめる
・歩くときにかかとから着く意識
・肩に力を入れず腕の重さを預ける
こうした“ほんの小さな変化”を積み重ねられる人は、姿勢が驚くほど変わります。
整体後に
「今日から座り方に気をつけます」
「スマホを見る位置を上げてみます」
「歩く重心を変えてみます」というように、実際に行動まで移せる人は、確実に変わる方です。
体は、意識した方向に素直に変わっていきます。
(2) 呼吸が深く入り始める人
整体師として何千人もの姿勢を見てきて確信したのですが、呼吸が浅い人は姿勢が崩れます。
逆に、良い姿勢が身につきやすい人は呼吸が深く・肋骨が広がり・横隔膜が働いている状態です。
呼吸が深くなると
✔ 肋骨が柔らかく動く
✔ 背骨の動きが滑らかになる
✔ 背面の筋肉が自然に使える
✔ 体幹の内側（インナー）が働く
これらによって姿勢は自然と安定します。
整体後に
「呼吸が入りやすい！」
「胸が広がる感じがします」
「吸った時にお腹と背中が動くのが分かる」
こうした変化が出る人は、姿勢改善がスムーズに進みます。
(3) セルフケア・トレーニングを継続する習慣がある人
姿勢は“筋肉の使い方”が大きく影響します。
・弱っている筋肉
・固まりすぎている筋肉
・使い方が間違っている筋肉
これらを正しい状態にするには、
▶ 整体でリセット
▶ トレーニングで弱点を強化
▶ セルフケアで維持
という3段階が必要。
特に、姿勢を維持するために使う筋肉は
✔ 体幹
✔ お腹
✔ 背中
✔ お尻
この“姿勢の土台”ともいえる筋肉群。
整体で整えたとしても、これらが弱ければ再び体は崩れます。
日常生活で無理なくできるエクササイズや、短時間のトレーニングを継続できる人ほど、姿勢は確実に変わります。
(4) 最初の1〜2ヶ月の施術ペースを守れる人
整体 × トレーニングによる姿勢改善は最初の1〜2ヶ月が勝負。
理由は明確で、最初が一番、姿勢の癖が体にこびりついているから。
この時期に間隔が空きすぎると、せっかく整えた軸が元に戻りやすいのです。
理想の頻度は週1回〜10日に1回。
短期間で集中的に整えることで
・癖のリセット
・正しい使い方の学習
・筋肉のスイッチの変化
が同時に進み、改善が一気に加速します。
第３章｜姿勢が“変わらない人”の特徴とその理由
逆に、姿勢がなかなか変わらない人にも共通点があります。
ここを理解しておくと、「なぜ自分は変わらなかったのか」が明確になります。
(1) 整体を“魔法”だと思っている
整体は、悪い習慣をすべて無くす魔法ではありません。
整体で一時的に整えても
・猫背の座り方
・スマホ首
・脚組み
・片側に寄せる立ち方
・肩に力を入れる癖
これが続けば、体は昔のパターンに戻ります。
「整体に行けば勝手に治る」と思ってしまうと、どうしても姿勢改善は失敗します。
(2) 呼吸が浅いままの状態を放置している
呼吸が浅い人は・肋骨が固い・胸が開かない・首肩が緊張し続ける
そのため、整体をしても数日で元の姿勢に戻りやすい。
呼吸は姿勢の“根本スイッチ” とも言える重要ポイント。
呼吸が浅いままでは、どれだけ整体を受けても姿勢は変わりにくいです。
(3) 無意識の時間（座り方・歩き方）を改善していない
姿勢は生活習慣の結果です。
・椅子に座るときの丸まり
・背中を潰したPC姿勢
・下を向いてスマホを見る
・片側荷重
・反り腰のまま立つ
これらを1日合計で何時間しているか──。
もし「無意識の時間」が悪い姿勢のままなら、整体の効果は長続きしません。
(4) 痛い部分だけに囚われてしまう
姿勢は 全身の連動 です。
首が痛い → 下半身の歪みが影響
肩が重い → 背中の使い方の問題
腰が痛い → 肋骨や股関節が固い
猫背 → お腹・骨盤の弱さが原因
痛い場所“だけ”をケアする人は、姿勢が変わりません。
姿勢改善は身体全体を見る必要があります。
第４章｜整体 × パーソナルトレーニングで姿勢が改善する仕組み
ここからは、姿勢が実際にどう変わっていくのか「専門的だけど分かりやすい説明」で解説します。
(1) 整体で体の歪み・軸をリセットする
整体が担うのはズレた軸を正しい位置に戻すこと。
・骨盤の傾き
・背骨のねじれ
・肋骨の固さ
・肩の巻き
・首の角度
これらが整うと、姿勢は「良い位置に戻りやすい」状態になります。
整体の目的は姿勢改善のスタートラインに立たせることです。
(2) 呼吸を整えて“姿勢を支える内側の力”を使えるようにする
呼吸が変わると、姿勢も変わります。
呼吸で動くのは
✔ 肋骨
✔ 横隔膜
✔ 背骨
✔ お腹
これらが正しく動くことで正しい姿勢の「内側の支え」が生まれます。
呼吸改善は姿勢を維持するためのエンジン のようなもの。
整体で整えた位置が、呼吸によって内側から支えられるのです。
(3) トレーニングで“姿勢を保つ筋肉”を強化する
姿勢をキープする筋肉とは
✔ 体幹
✔ お腹のインナー
✔ 背中
✔ お尻
✔ 足の付け根
これらが弱いと、いくら整体で整えても再度崩れます。
逆に、これらが強く働けば正しい姿勢を、力みなく維持できる体 に変わります。
(4) 日常習慣を整え、姿勢を“再教育”する
整体 × トレーニングを行っても日常の癖が昔のままだと崩れます。
姿勢を安定させるには
・座り方
・歩き方
・立ち方
・スマホの持ち方
・荷物の持ち方
これらを新しい体に合わせて再教育する必要があります。
第５章｜当院が採用する「姿勢改善メソッド」
当院は、単にその場しのぎの整体ではなく、“姿勢が定着するための設計図” に沿って施術と指導を行います。
① 姿勢分析
② 整体（可動域・骨格・呼吸の調整）
③ パーソナルトレーニング（弱点筋の強化）
④ 日常動作の改善指導⑤ 必要なセルフケアの提案
姿勢が変わる人の共通点すべてを満たす内容です。
第６章｜まとめ：姿勢は“努力ではなく正しい方法”で変わる
姿勢は「才能」でも「根性」でもありません。
適切な順番で整えれば、誰でも変わります。
整体 × トレーニング × 呼吸 × 日常習慣この4つが揃った人は、必ず姿勢が変わっています。
・疲れにくい身体
・呼吸のしやすさ
・首肩の軽さ
・美しく見える立ち姿
・猫背や巻き肩の改善
こうした変化はすべて、正しい姿勢が作り出すものです。
「今の姿勢を変えたい」
「整えてもすぐ戻ってしまう」
「根本的に改善したい」
そう思う方は、まず“正しい順番”で体を変えてみてください。
姿勢は、必ず変えられます。
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